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八王子 高尾 高楽寺 紅しだれ桜「桜姫」の病気

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高楽寺のしだれ桜、病気なのか…記事中にアズマフォトが出てきてる。

2016年3月31日 東京新聞 

八王子・高楽寺の紅しだれ桜 樹齢250年「桜姫」の延命治療に協力を

 「桜姫」。満開でピンクに染まった姿が、笠(かさ)をかぶったお姫様に見えることから、そう呼ばれる紅しだれ桜が、JR中央線 高尾駅に近い住宅街の高楽寺(八王子市狭間町)にある。樹齢二百五十年以上とされ、今年も見ごろを迎えたが、少し元気がない。幹や枝を腐らせる菌が見つかり、弱っているためとみられる。寺は延命対策に充てるため、訪れる人々に募金を呼び掛けている。 (村松権主麿)

 桜は二十三年前、菌や虫により危険な状態と診断されていた。「これは大変だ。幹に空洞ができて向こうが透けて見える。このままじゃ倒れるよ」。当時、寺を継ぐための修行をしていた佐藤秀仁(しゅうじん)住職(45)にこう言ったのは、巨木の手入れをする職人の故・飯田照夫さんだった。佐藤住職の高校の同級生、清隆さん(45)の父親だ。寺に遊びに来た清隆さんが、枯れ枝が多いことを心配し、父と一緒に中野区から訪れた。

 それから桜の大手術が始まった。根元付近を立ち入り禁止とし、土を深く掘って総入れ替え、空洞は埋め、薬剤の点滴を数カ月続けた。新芽が育つよう枝を切り、大きな枝は柱で支えた。多額の費用について照夫さんは「手間賃でいいから、俺に何かあったらお経を上げてくれ」と笑った。

 照夫さんは五年後、五十一歳の若さで亡くなり、高楽寺に葬られた。跡を継いだ清隆さんが、桜の手入れも引き受けている。

 手術後、花が少ない時期が続いたが、次第に元気を取り戻した。昨年春、咲き誇る姿を撮影した地元の写真店「アズマフォト」の中本康之社長(58)は「形がきれい。咲き始めが濃く、次第に薄くなるピンクの色もいい」と絶賛する。

 しかし、今月の手入れで、大きな枝に菌が再び見つかった。延命のため、秋に再び手術する。菌がついた部分を削り、土壌を改良。古い支柱はすべて交換し、数も増やす。「弱っているから木自身が枯れ枝を多くし、栄養を効率よく使おうとしたのでは」。清隆さんは、今年の花に勢いがない理由をそう話す。

 「『桜姫のために何かしたい』と言ってくれる人もいる」と語る佐藤住職。一週間ほど前、さい銭箱の横に「延命費用募金箱」を置いた。桜の現状を説明し、協力を求める文書も掲示したのは、「お金以前に、桜の現状を分かってほしいのが第一だから」。

 桜は毎年、満開に合わせて夜にライトアップする。今年も三十日に始まった。四月五日まで、日没~午後九時。佐藤住職は「住宅地なので大声や音を出さず、静かに桜を楽しんで」と話し、問い合わせの電話もしないよう求めている。

 高楽寺(こうらくじ) 天文2(1533)年に開山。真言宗智山派の高尾山薬王院直系の末寺。桜は高さ15メートル、幹の周り4メートルで、枝の周囲は40メートルに及ぶ。桜は、毎年3月下旬から4月上旬に花を咲かせる。行き方は、JRと京王線の高尾駅南口を出て東(左側)に向かい、町田街道を右折してレンタカー店の角を右折して約150メートル。

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https://twitter.com/tokyoshashinbu/status/715339929035739136

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