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大館家具木工協同組合=元林業試験場(亜鉛工場跡地)と引込線跡

日本 > 東北地方 > 秋田県 > 大館市 >

▼獅子ヶ森にある大館家具木工協同組合。廃工場かと思ったら、ちゃんとホームページもある現役施設だった。かつてここは秋田県林業指導所の用地であったらしい。林業試験場の工場部門廃止により工場を引受けたのが昭和39年らしい。当時から存在する建物なんだろうか。

参考:大館家具木工協同組合
秋田県大館市釈迦内字獅子ケ森1−1
※追記:2012年10月以前に解体された模様。それに伴ってか、ホームページも閉鎖した模様(ストリートビュー確認)

▼奥をのぞくと錆びた鉄パイプラインが連なっている。木工のことはよくわからないけど、こういう鉄パイプはふつう木工工場にあるものなんだろうかと不思議に思った。稼働されずに何年も放置されているような風情だった。

後に頂いた情報から、この大館家具木工協同組合(元林業試験場)は、戦時中に同和鉱業の精錬所の分工場の有った場所と知った。精錬所分工場は小坂精錬所の分工場として建設されたが、敗戦により稼働することなく廃止になったらしい。最寄の小坂鉄道岱野駅から引き込み線が有った。昭和32年代の地形図には岱野駅からの引き込み線が記載されている。この古い木造の工場群が当時の精錬所の建物を継承しているかどうかは不明だが、林業試験場の建物にしては規模が大きいかなとのこと。
秋田在住の外旭川自動車商会 homepage2.nifty.com/sp311okabe/さんから2009年に頂いた情報より)

大館地方の歴史散歩」という本のP.55に「獅子ヶ森の麓に第二次大戦中、亜鉛工場の移転が計画され、鉄道の引込線までつくられたが、操業前に終戦となった。」と書いてあった。どうやらこれが同和鉱業の精錬所の分工場のことらしい。

▼昭和32年8月30日発行の五万分一地形図 「大館」を確認してみると、確かに引込線が記載されていた。ただ昭和22年8月30日発行の五万分一地形図 「大館」には記載されていなかった。

1948年米軍撮影の航空写真がわかりやすかった。

▼1975年頃の引込線の周辺。引込線の東側に住宅地が建てられている。

現在の引込線の周辺。引込線の西側にもぎっしり住宅地が建っている。前述の秋田在住の外旭川自動車商会homepage2.nifty.com/sp311okabe/)さんのお話によると、関連があるのかどうかは不明だが1999年頃にはこの近辺で細い古レール数本が杭に使われているのを発見したとのこと。また35年ほど前、大館東中学校の校庭の柵には森林鉄道用とおぼしき細い古レールが使われていたとのこと。

▼大館家具木工協同組合の向かいの敷地に、雑草の生い茂った空き地に何かの門柱だけがとり残されている。

▼表札は撤去されていて読めないけど、秋田県林業試験場のものだったのかも。

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